製造における安心・安全の取り組み
ワコールでは、製品の品質保持を社会的責任と位置づけ、材料調達から出荷までの全工程において厳格な品質管理を実施しています。
本格的な生産に入る前
ワコールでは、本格的な生産に入るまでに「材料検討」「機能評価(着用・実験・耐久)」「試作」といった過程を経ます。その間、構成するパーツや半製品、完成品に対して、機能別特性に応じた品質検証を行います。これらの検証は、製品の安全性、耐久性、取り扱い性、着用性、外観性など、複数の観点から実施しています。
生産プロセス
ブラジャーの生産プロセスには、「原材料」の調達から、「延反」・「裁断」・「縫製」・「検品」・「出荷」など、さまざまな工程があります。それぞれのプロセスでは、数々の品質検査があり、最終検査にいたるすべての検査をクリアした完成品だけが、ワコールの製品としてお客さまのもとに届けられます。
縫製指令書
ブラジャーの「縫製」は、40以上ものさまざまな形の小さなパーツを組み合わせながら、手作業で行っています。1枚のブラジャーにつき約35工程、これを1チーム約15名で約20分かけて作っています。一つひとつの工程では、非常に繊細さが要求され、1ミリの狂いもなく美しいフォルムに縫い合わせるためには、熟練した技術が必要です。
ブラジャーのまるみをつくる作業は特に難しい作業であり、縫い目の数が1つ違ってしまうだけでも、体のラインに沿った快適なつけごこちが実現できなくなるため、ワコールの縫製現場では「縫製指令書」という1枚の用紙を縫製工程の手順書として使用しています。これは、縫製に使用する糸、針、縫い代や重ね糸の幅、針目の大きさなど、縫製の要領を細かく定めたものです。こうした隅々まで細かく定められた縫製要項に加えて、職人技ともいえる熟練した縫製技術を身に付けた技術者が微妙な手加減で縫製を行っていきます。
縫製工程で発生する針折れへの対応
繊細な縫製や、異なる生地を縫い合わせる時、金属部品に針が当たった時など、まれに針が欠けてしまうことがあります。縫製中に針が欠けた場合には、周囲の全作業を中断し、針の断片を徹底的に回収します。集められた断片は、「折れ針復元ツール」で1ミリの断片も見落とさないよう、細心のチェックが行われ、さらに欠けた針同士の断面を合わせて、元通り完全な形に復元するようにしています。こうした針折れの飛散防止のために、ミシンにプラスチック製の「折れ針飛散防止ガード」が取り付けられており、さらに出荷時には検針機でも検査するなど、徹底した品質管理を行っています。
最終検査
仕上がった製品に対するワコールの最終検査は、お客様が求める品質項目をもとに基準を定め、決められた検査手順に従って、人の目で一つひとつ丁寧に確認します。
こうした厳しい検査を通過したものだけが、ワコールの製品として認められます。
世界に広がる品質基準
ワコールの縫製技術とノウハウは、日本国内だけでなく、海外の生産工場でも同じ品質基準で実践されています。
世界中のお客さまに安心してお使いいただける製品をお届けするため、私たちはこれからも厳格な品質基準に基づいたものづくりを続けていきます。







