月次売上情報

2024年6月の概況

① ワコール(国内)の売上概況 2024年6月度

ワコールの売上は、ブラジャー等の主力商品の苦戦が響き、前年同月比94%となりましたが、TVCF対象の肌着商品の好調や自社ECの堅調な推移が全体の売上を下支えし、計画については上回りました。
なお、第1四半期会計期間におけるワコールの売上は前年同期比92%となりました。

基幹ブランドの月次概況は以下の通りです。
・ワコール
ワコールの売上※(納品)は、前年同月比83%でした。実店舗における販売の苦戦や得意先の仕入抑制に加え、専門店ECの不調が影響し、計画についても下回りました。なお、ワコールの自社EC売上は、前年同月比99%でした。
第1四半期会計期間におけるワコールの売上※(納品)は、前年同期比85%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比98%となりました。
(※ワコールの自社EC売上を含んだ数値)

・ウイング
ウイングの売上※(納品)は、前年同月比94%でした。ワコール同様、実店舗における販売の苦戦が続く一方、他社ECにおける大型販促に向けた先行納品や自社ECにおける定番品の堅調な販売が寄与し、計画については上回りました。なお、ウイングの自社EC売上は、前年同月比102%でした。
第1四半期会計期間におけるウイングの売上※(納品)は、前年同期比78%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比116%となりました。
(※ウイングの自社EC売上を含んだ数値)


上記に含まれないワコール、ウイングの肌着アイテムの売上※(納品)は、TVCF対象商品の販売が実店舗・ECともに好調に推移し、前年同月比109%でした。なお、自社EC売上は、前年同月比147%でした。
第1四半期会計期間におけるこれらの売上※(納品)は、前年同期比107%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比155%となりました。
(※ワコール、ウイングの自社EC売上を含んだ数値)

・アンフィ
アンフィの売上※(納品)は、前年同月比119%となりました。実店舗における販売が好調に推移したことから、前年の水準は上回りました。一方、他社ECの販促施策の効果が想定を下回ったことから、計画は下回りました。なお、アンフィの自社EC売上は、前年同月比100%でした。
第1四半期会計期間におけるアンフィの売上※(納品)は、前年同期比102%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比105%となりました。
(※アンフィの自社EC売上を含んだ数値)

・Salute / Yue
サルートの売上※(納品)は、前年同月比97%でした。専門店は実店舗・ECとも苦戦するものの、自社ECにおける堅調な販売が売上を下支えし、計画については上回りました。なお、サルートの自社EC売上は、前年同月比104%でした。
第1四半期会計期間におけるサルートの売上※(納品)は、前年同期比103%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比108%となりました。
Yueの売上※(納品)は、前年同月比103%でした。定番品の充足率向上が寄与し、計画についても上回りました。なお、Yueの自社EC売上は、前年同月比84%でした。
第1四半期会計期間におけるYueの売上※(納品)は、前年同期比88%となりました。また、第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比90%となりました。
(※各ブランドの自社EC売上を含んだ数値)

各チャネルにおける店頭ベースの売上※の前年同月比は、百貨店100%、量販店のワコール103%、ウイング101%、専門店98%となりました。また、直営店の主力ショップであるアンフィは、コラボ商品や「ブラジェニック」が好調に推移したことから、前年同月を上回りました。また、ファクトリーストアは、販促施策が奏功し、前年同月を上回りました。ワコールザストアについては、サルートの好調な売上がけん引し、前年を上回りました。
※ワコール、ウイングの肌着アイテム含む

「アンフィ」  既存店 114%、新店込 102%
「ファクトリーストア」  既存店 106%、新店込 107%
「ワコールザストア」  既存店 109%、新店込 111%

自社EC

自社ECの売上※は、前年同月比104%と前年同月の水準を上回りました。
第1四半期会計期間における自社ECの売上は、前年同期比109%となりました。
(※基幹ブランドの自社EC売上を含んだ数値)

② ピーチ・ジョン(国内)の売上概況 2024年6月度

ピーチ・ジョンの国内事業の売上は、前年同月比93%となり、計画を下回りました。直営店は、大型販促施策(30周年企画)を実施したものの、期待した効果を得られず、前年同月比98%と、計画を下回りました。また、自社ECは広告活動の強化により訪問客数が増加しましたが、購買率の改善が見られず、前年同月比82%となりました。一方で、他社ECは一部のサイトは苦戦したものの、新規出店の売上寄与もあり、前年同月比110%となりました。
なお、第1四半期会計期間におけるピーチ・ジョンの売上は、前年同期比91%となりました。

なお、海外事業(店舗の状況)は、以下の通りです。
PJ香港:85%
  販促キャンペーンは好調に推移したものの、その他の期間の売上が苦戦し、前年・計画ともに下回りました。
台湾PJ:77%
  天候不順などの影響を受けて来店客数が減少した結果、前年同月、計画ともに下回りました。

③ ワコール(海外)の売上概況 2024年6月度

米国ワコールの売上(納品)は、前年同月比99%となり、前年同月、計画ともに下回りました。また、第1四半期会計期間における売上高は、前年同期比100%となりました。
専業ECは、主要プラットフォームの売上が寄与し、計画数値を上回ったものの、主力得意先の仕入抑制の影響を受けた百貨店チャネルと、広告規制により訪問客数が伸び悩んだ自社ECの売上が想定を下回ったことから、全体としては計画を下回りました。

ワコールヨーロッパの売上(納品)は、前年同月比86%となり、前年同月、計画ともに下回りました。また、第1四半期会計期間における売上高は、前年同期比97%となりました。
エリア別では、英国は、実店舗チャネルでの販売が好調に推移するものの自社ECの苦戦が響き、前年同月、計画とも下回りました。好調が続いていた欧州は、フランスの不安定な政治情勢の影響や、北欧での水着販売の伸び悩みを受け、単月では前年を下回る結果となりました。北米については、すべてのチャネルで苦戦が続いた中、特にECおよび専門店チャネルにおける影響が大きく、前年同月、計画ともに下回りました。

中国ワコールの売上(納品)は、前年同月比66%となり、前年同月、計画ともに下回りました。第1四半期会計期間における売上高は、前年同期比78%となりました。
実店舗は、来店客数の伸び悩みや販売活動(端午節、618商戦)が低調に推移したことから、前年同月、計画ともに下回りました。他社ECについても、インフルエンサー(KOL)によるプロモーション施策を実施したものの、販促活動(618商戦)の期ずれによる売上へのマイナス影響が大きく、前年同月、計画ともに下回りました。

次回の更新日(予定)

「月次売上情報(国内)」は8月15日頃に更新予定です。

2025年3月期

売上高(前年比,%)
ワコール
(国内)
ピーチ・ジョン
(国内)
ワコールインターナショナル
(米国)
ワコール
ヨーロッパ
中国ワコール
4月 76 94 93 120 81
5月 104 86 108 94 90
6月 94 93 99 86 66
第1四半期 92 91 100 97 78
7月        
8月        
9月        
第2四半期        
10月        
11月        
12月        
第3四半期        
1月        
2月        
3月        
第4四半期        
通期累計 92 91 100 97 78
  • ワコールインターナショナル、ワコールヨーロッパ、中国ワコールの前年同期比は現地通貨ベース
  • 中国ワコールは、23/3期より3月決算に変更
㈱ワコールの店頭販売実績(前年比,%)
百貨店 量販店 下着専門店 スポーツチェーン・
専門店※1
他社EC※2 直営店 自社EC カタログ
ワコールブランド ウイングブランド
4月 94 92 90 87 115 93 90 109 97
5月 93 91 89 98 95 97 91 114 110
6月 100 103 101 98 108 96 106 104 79
第1四半期 96 95 94 95 105 95 95 109 96
7月                
8月                
9月                
第2四半期                
10月                
11月                
12月                
第3四半期                
1月                
2月                
3月                
第4四半期                
通期累計 96 95 94 95 105 95 95 109 96
  • ※1スポーツチェーン・専門店:スポーツ関連衣料など
  • ※2他社EC:下着専門店のEC部門、EC専業企業
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