月次売上情報
2023年8月の概況
① ワコール(国内)の売上概況 2023年8月度
ワコールの売上高は、EC売上が堅調に推移した一方で、実店舗の主力チャネルにおける売上が低調に推移した結果、前年同月比91%となり、計画を下回りました。
※当期より、商品企画の組織体制を前期までの3ブランドグループ制から4ブランドグループ制に変更しています。
第1ブランドグループ(ワコールブランドを中心に構成したブランドを担当)
ワコールブランド(インナーウェア)を担当する第1ブランドグループの売上高※(納品)は、前年同月比87%となり、計画を下回りました。高価格帯ブランドの「Yue」や「ワコール」ブランドの新商品「ハグするブラ」の販売が好調に推移した一方で、「ワコール」ブランドのその他の商材の販売の苦戦や、それに伴う得意先からの返品の増加などが響きました。なお、第1ブランドグループの自社EC売上高は、前年同月比107%でした。
(※第1ブランドグループで展開するブランドの自社EC売上を含んだ数値)
第2ブランドグループ(ウイングブランド、メンズインナーを担当)
ウイングブランドを担当する第2ブランドグループの売上高※(納品)は、前年同月比81%となりました。自社ECはセールの寄与もあり引き続き好調を維持しましたが、第1ブランドグループ同様に、店頭ベースの売上が低調に推移した結果、前年同月、計画ともに下回りました。なお、第2ブランドグループの自社EC売上高は、前年同月比133%となりました。
(※第2ブランドグループで展開するブランドの自社EC売上を含んだ数値)
第3ブランドグループ(アンフィブランドを中心に担当)
「アンフィ」ブランドを担当する第3ブランドグループの売上高※(納品)は、前年同月比111%となりました。セール販売の好調などを背景に前年同月を上回りましたが、プロパー商品の販売が想定に届かず、計画は下回りました。なお、第3ブランドグループの自社EC売上高は、前年同月比108%でした。
(※第3ブランドグループで展開するブランドの自社EC売上を含んだ数値)
第4ブランドグループ(CW-Xブランドを中心に担当)
コンディショニングウェア「CW-X」を中心に担当する第4ブランドグループの売上高※(納品)は、前年同月比100%となりました。パーソナルウェア(ナイトウェア)の納品が想定を上回り推移したことに加え、得意先の販促施策に伴う「CW-X」ブランドの先行納品もあり、計画を上回りました。なお、第4ブランドグループの自社EC売上高は、前年同月比118%でした。
(※第4ブランドグループで展開するブランドの自社EC売上を含んだ数値)
各チャネルにおける店頭ベースの売上高の前年同月比は、百貨店100%、量販店のワコールブランド94%、ウイングブランド88%、専門店96%となりました。
また、直営店の主力ショップである「アンフィ」は、セール商品の販促施策が奏功し、前年同月を上回りました。ワコールザストアは、セール商材の販促強化により、前年同月の水準となりました。一方、ファクトリーストアについては、新店舗の寄与がありましたが、台風の影響で販促施策が振るわず、既存店売上は前年を下回りました。
「アンフィ」 既存店 102%、新店込 100%
「ファクトリーストア」 既存店 96%、新店込 102%
「ワコールザストア」 既存店 99%、新店込 101%
自社EC
自社ECの売上高※は、前年同月比113%と好調を維持しました。
(第1~4ブランドグループで展開するブランドの自社EC売上を含んでいます)
② ピーチ・ジョン(国内)の売上概況 2023年8月度
ピーチ・ジョンの国内事業の売上高は、前年同月比97%となり、計画を下回りました。他社ECは、セール商品の好調な販売を背景に前年同月比107%となりましたが、プロパー商品の販売が想定を下回ったことが響き、計画は下回りました。直営店・自社ECについては、来店客数の増加に向けて販促施策を実施しましたが、期待した効果を得られず、前年同月、計画ともに下回りました(直営店:前年同月比98%、自社EC:前年同月比93%)
なお、海外事業(店舗の状況)は、以下の通りです。
PJ香港:130%
主力商品の売上が寄与し、前年同月を上回ったのもの、来店客数が想定より伸びず、計画は下回りました。
台湾PJ:103%
新店の寄与で前年同期を上回るも、訪問客数や主力商品の販売が想定を下回ったことが響き、計画を下回りました。
③ ワコール(海外)の売上概況 2023年8月度
ワコールインターナショナル(米国ワコール、IO社の合計)の売上高は、前年同月比94%(6%の減少)となり、計画を下回りました。
米国ワコールの売上高は前年同月比95%となりました。一部得意先の納品の改善などから実店舗及び百貨店ECの売上は前年同月の水準を上回りましたが、得意先の仕入抑制の影響を強く受け専業ECが低迷したほか、自社ECもプロパー商品の販売に苦戦し減収となった結果、前年同月、計画ともに下回りました。
IO社(LIVELY)の売上高は、新規得意先への納品の進展などから卸チャネルの売上は前年同月を上回りましたが、自社ECの苦戦が継続した結果、前年同月、計画を大幅に下回りました。
ワコールヨーロッパの売上高は、前年同月比101%(1%の増加)となりましたが、計画は下回りました。
欧州の売上高は、堅調な需要に加え、昨年稼働したオランダ倉庫のオペレーションの改善の寄与もあり前年同月、計画を上回り推移しました。一方、英国の売上高は天候不順の影響を受けて来店客数が低調に推移した結果、前年同月、計画を下回りました。また、北米については、百貨店や他社ECが好調に推移し、前年同月を上回りましたが、専門店の売上が低調に推移した結果、計画は下回りました。
中国ワコールの売上高は、実店舗・ECともに振るわず、前年同月比84%(16%の減少)となり、計画を下回りました。
実店舗の売上については、来店客数の増加に向けて販促施策を実施しましたが、消費者心理が悪化する中、期待した効果を得られず、前年同月、計画ともに下回りました。他社ECについても、販促活動が不調におわり、前年同月、計画ともに下回りました。
次回の更新日(予定)
「月次売上情報(海外)」は9月25日頃に更新予定です。
2024年3月期
売上高(前年比,%)
ワコール (国内) |
ピーチ・ジョン (国内) |
ワコールインターナショナル (米国) |
ワコール ヨーロッパ |
中国ワコール | |
---|---|---|---|---|---|
4月 | 105 | 96 | 88 | 85 | 209 |
5月 | 103 | 97 | 99 | 102 | 119 |
6月 | 89 | 91 | 86 | 116 | 88 |
第1四半期 | 98 | 94 | 91 | 101 | 119 |
7月 | 97 | 90 | 91 | 86 | 84 |
8月 | 91 | 97 | 94 | 101 | 84 |
9月 | |||||
第2四半期 | 94 | 94 | 92 | 93 | 84 |
10月 | |||||
11月 | |||||
12月 | |||||
第3四半期 | |||||
1月 | |||||
2月 | |||||
3月 | |||||
第4四半期 | |||||
通期累計 | 97 | 94 | 91 | 97 | 105 |
- ※ワコールインターナショナル、ワコールヨーロッパ、中国ワコールの前年同期比は現地通貨ベース
- ※中国ワコールは、23/3期より3月決算に変更
㈱ワコールの店頭販売実績(前年比,%)
百貨店 | 量販店 | 下着専門店 | スポーツチェーン・ 専門店※1 |
直営店 | カタログ | 自社EC | 他社EC※2 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ワコールブランド | ウイングブランド | ||||||||
4月 | 97 | 98 | 94 | 85 | 108 | 101 | 92 | 94 | 102 |
5月 | 94 | 88 | 88 | 86 | 111 | 107 | 77 | 99 | 114 |
6月 | 96 | 84 | 80 | 90 | 115 | 96 | 101 | 129 | 115 |
第1四半期 | 96 | 90 | 87 | 96 | 111 | 101 | 88 | 107 | 110 |
7月 | 103 | 103 | 97 | 99 | 110 | 106 | 80 | 110 | 117 |
8月 | 100 | 94 | 88 | 96 | 104 | 100 | 96 | 113 | 93 |
9月 | |||||||||
第2四半期 | 101 | 99 | 93 | 98 | 107 | 103 | 89 | 112 | 105 |
10月 | |||||||||
11月 | |||||||||
12月 | |||||||||
第3四半期 | |||||||||
1月 | |||||||||
2月 | |||||||||
3月 | |||||||||
第4四半期 | |||||||||
通期累計 | 98 | 94 | 90 | 97 | 110 | 102 | 89 | 109 | 108 |
- ※1スポーツチェーン・専門店:スポーツ関連衣料など
- ※2他社EC:下着専門店のEC部門、EC専業企業
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