デジタルトランスフォーメーション(DX)
デジタルトランスフォーメーション(DX)
㈱ワコールでは成長戦略の一環として、デジタル技術を積極的に活用し、一人ひとりのお客さまとワコールの「深く・広く・長い」関係性を構築し、LTVの向上を目指す顧客戦略の取り組みを強化しています。
2022年3月期において、これまでチャネルごとで把握していた顧客データの統合が完了しました。これにより「どのようなお客さまがワコールのどのような商品・ブランド・サービスに価値を感じ、ご購入頂けているのか」「どのような場所でご購入頂けているのか」など、お客さまの心理や行動が従来以上に正確に把握できるようになりました。また、当社からの情報発信についても、お客さま一人ひとりの特性を踏まえた商品やブランド、サービスのご紹介などが可能となりました。
こうした顧客データとデジタル技術の活用により、商品の開発から販売までの全てのバリューチェーンを顧客起点で再構築することで、お客さまの体験価値やワコールとの関係性の向上に取り組んでいます。そして、その結果として新規顧客の獲得と既存顧客のロイヤルカスタマー化によるLTVの向上を目指します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一例
顧客起点のバリューチェーン構築に向けた取り組み
接客サービス
「接客AI(人工知能)」
従来のブラジャー選びのストレスを軽減する、新しいインナーウェア購買体験を実現
- 数多くある商品情報に加え、これまで培ってきたBAの接客ノウハウを学習
- 3Dボディスキャナーで計測したサイズ・体型特徴に基づいたおすすめ商品を提案
- さらにお客さまのお悩みやお好みのデザイン・シルエットに合わせ、商品を絞り込み
ワコールが独自に開発した「3Dボディスキャナー」
お客さまがセルフで計測できるため、接客を受けることに抵抗のある方でも気軽にご来店・採寸が可能
- わずか3秒で、全身のサイズを計測し、体型の特徴を判定
- 3Dボディスキャナーで計測したサイズ・体型特徴に基づいたおすすめブランドを提案
- 周径だけでなくバストのボリュームまで計測することで、一人ひとりのからだに最も適したブラジャーサイズの選定が可能
「3D smart & try」計測フロー
①3Dボディスキャナーでの採寸
計測は、個室に入ってセルフで行います。専用のブラジャーに着替え、画面の案内に従って計測します。
②計測後、計測データを計測ルーム内で確認でき、その一部のデータをレシートで出力可能。
計測したデータが3Dボディスキャナーのモニターで確認でき、一部のデータはレシート印刷してお持ち帰りいただけます。計測からデータ確認まで3D計測ルーム内で完結出来ます。
また、接客の希望、気になること等があればリクエストシートをビューティーアドバイザーにお渡しいただくことで、カウンセリングを受けて頂くことも可能です。
③計測データをもとにAIが最適な商品を提案
ビューティーアドバイザーのカウンセリングの中で、タブレットに自分の好みや悩みを選択すると、計測データとともにAIが最適な商品を提案します。
サイズを計測した店舗以外の店舗やECサイトなど、お客さま一人ひとりの生活環境に合ったチャネルで、自分に最適な商品を購入できます。今後はパーソナライズアプリとも連動することで、より身近なサービスの提供を目指していきます。
経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定
ワコールホールディングスは、2022年5月1日、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」の認定を取得しました。
詳細は、こちらをご覧ください。