公正な取引・競争

『ワコールの行動指針』

『ワコールの行動指針』では、「商売の正道を歩む」ことを明記しています。日々の事業活動で心がけること、特にものづくりや販売活動をする場面で、注意すべきことや法律・ルールに関する、行動の指針を示しています。

(『ワコールの行動指針』一部抜粋)

品質を最優先し、「ワコール」のブランドを大切にします
ワコールの強みは、お客さまから認められた高い品質です。品質については何よりも優先し、これまで築き上げてきた「品質のワコール」という信頼を、大切に引き継いでいきます。また、ブランドは、理念やビジョンに基づくあらゆる活動が統合されたものです。ブランドロイヤリティの維持向上を図ることを最重点課題としています。

安全な商品を企画、研究・開発し、生産、販売します
ワコールのものづくりの基本は、お客さまの満足です。JISのような法定基準はもちろんのこと、それ以上に厳しいワコール基準で検査を行っています。お客さまの視点にたって、安全性の高い商品を企画、研究・開発、生産していくことを当然の責務と考えています。

独占禁止法を守ります
『行動指針』では「独占禁止法を守ります」と宣言しています。1992年には遵法体制の整備の一環として、「独占禁止法遵守マニュアル」を作成しました。行動指針をより実効性のある内容にすることを大きな目的としています。また、「景品表示法」や「下請法」についても日常の営業活動の中で違反行為が生じないように努めています。

市場の競争ルールを守ります
競争会社の中傷の禁止や、不当な情報収集を禁止しています。不法侵入、盗聴、賄賂などの手段を使って、競争会社の従業員や取引先から秘密情報を入手することを決して許していません。

得意先・購買先を尊重し、また購買先を公正に選定します
お客さまの生活の質を高めていくために、得意先や購買先と共存し尊重することがワコールの方針であり、得意先や購買先と公正に接します。購買先から引き渡された商品を不当に返品したりその受領拒絶を禁止する他、購買先に対し取引上優越的な地位を乱用して取引することを禁止しています。また、金品などの贈与や受け取りには、慎重に対応しています。

投機的な取引は行ないません
ワコールは、資金運用の基本方針で「余剰資金の安全運用」をうたい、投機的な運用は行わないとしています。また、「資金運用リスク管理規程」を設け、リスクの低減と安定的な利益獲得を目標としています。

反社会的な個人・グループの要求は毅然として拒否します
ワコールは、反社会的な金銭の要求に対しては、一切応じません。市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体の要求は毅然として拒否します。

「パートナーシップ構築宣言」を公表

内閣府や中小企業庁などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進め、新たなパートナーシップの構築を宣言する「パートナーシップ構築宣言」を公表しています。

対象:株式会社ワコール・ワコール流通株式会社

職場での差別の禁止

ワコール行動指針では、職場での差別の禁止を明示しています。
職場においては、すべての人が公正に処遇されなければなりません。国籍、人権、皮膚の色、宗教、性、性的傾向、年齢、家系、出身地、知的および身体的障害、健康上の問題、社内での地位、その他、人権に係わるすべての不当な差別や嫌がらせを絶対に許さず、厳重に処分することを定めています。

インサイダー取引防止規程

役員・従業員がその職務に関して知った株式会社ワコールホールディングス及びその子会社、並びに他社の重要事実の適正な管理、また、役員・従業員による株式会社ワコールホールディングス及び他社の株券等の売買等に関する行為規範を定めています。金融商品取引法その他の関連法令及び本規程の定めを遵守し、重要事実の適正な管理とインサイダー取引の未然防止に努め、情報管理責任者を設置しています。

企業倫理ホットライン

『行動指針』に反するような行動を発見したり、疑問に思うことがある場合、そして職場内で解決することが難しい場合、ホットラインで自由にコンタクトすることができる体制を整えています。
この基本動作が、会社や違反者への法的責任や損害を回避したり、最小限にくい止めることに役立つと考えます。秘密は厳守され、報告者に対する不利益な取り扱いは断固として許していません。

違反と処分

『行動指針』に違反した場合、従業員は違反行為の内容を社内諸規定に照らし、応分の処分を受けます。
また役員は会社法や取締役会規程などによって処分されます。

PAGETOP