2025年01月06日

年頭挨拶

皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、代表取締役 社長執行役員 矢島昌明によるワコールグループ従業員向け『2025年 年頭挨拶 (要旨) 』を、下記の通りお知らせします。


ワコールグループは、2023年11月に中期経営計画リバイズ(以下、中計リバイズ)を公表以降、目標に向かい役員・従業員が一丸となって着実に施策を実行してきました。そして、来年度がいよいよ中計リバイズの最終年度となります。

ここで改めて、中計リバイズ策定の背景や意義について説明したいと思います。当社は1950年に百貨店に初めて女性の下着売場をオープンさせたことを皮切りに、百貨店、量販店、専門店とそれぞれのチャネルを開拓、発展させることによって成長してきました。日本の高度経済成長期において生活の質やファッションへの関心が高まる中、ニーズを的確に捉え、多くのお客さまに支持される製品を世の中に提供してきました。しかしながら、高度経済成長期が過ぎ、情報通信網の発達、さまざまな技術革新、そしてコロナ禍を経てお客さまの価値観も大きく変化しました。

今、求められているのは、多様な価値観にスピード感を持って応えることです。これには、従来のやり方や考え方を根本から変え、改革を行う必要があります。この改革により、あらゆる部分で手間のかかることが生じ、皆さんには大きな負荷をかけていることは理解しています。しかし、変化を受け入れ、困難や障害があっても克服してやり遂げなければなりません。

皆さんの中には戸惑いや不安を感じている方もいらっしゃると思います。改革の中で、失敗もあるでしょう。でもそれは当然です。成功は失敗の積み重ねだからです。失敗を失敗で終わらせることなく、次の手を矢継ぎ早に打ち、成功に導いていくことが大事だと思っています。

当社グループは、過去の当たり前から脱却し、改革を進めています。そして、皆さんにやっていただいている方向性に間違いはありません。完全に成果が出ているとは言い切れませんが、多くの成功事例も出現し始めています。あとはスピードを上げていくだけです。

2026年3月期は中計リバイズの集大成の年です。多くの困難はあると思います。しかし、私たちには長い歴史の中で紡いできた他社が追随できないからだに関するデータや縫製技術、そして何より、良い製品を届けたいという思いを共にした従業員という大いなる資産があります。皆さんの素晴らしい能力、まっすぐな精神を私は信じています。覚悟を決めて、中計リバイズを最後までやり遂げましょう!

株式会社ワコールホールディングス
代表取締役 社長執行役員 矢島昌明

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