2022年01月05日

年頭挨拶

新年明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

株式会社ワコールホールディングス 代表取締役 社長執行役員 安原弘展による
ワコールグループ従業員向け『2022年 年頭挨拶(要旨)』を下記の通り、ご報告します。


2022年のスタートにあたり、本日は『イノベーション』という言葉を、皆さまにお伝えしたいと思います。今、ワコールグループでは、新しいアイデアを取り入れた、たくさんの『イノベーション』が国内外で起きています。国内においては、流通での配送能力強化に向けた『イノベーション』、生産ではスマートファクトリー化に向けた『イノベーション』に取り組んでいます。そして3月には、販売チャネル別に管理していた顧客データの統合が完了し、ビジネスモデルそのものの『イノベーション』がいよいよ本格的に動き出します。また、海外でもさまざまな『イノベーション』に取り組んでいます。ワコールヨーロッパでは、事業拡大に向けて『3D smart & try』を活用したビジネスモデルの構築を進めています。

『イノベーション』とは画期的な商品やサービスを開発すること、というイメージがありますが、日々重ねているさまざまな改善・改良を継続して、新しい価値につなげていくことも『イノベーション』です。つまり、どの業務にも『イノベーション』の余地があります。「プロセスや仕組みを変えることで、新たなサービスや価値観を生み出そう」というイノベーションマインドを全員で持って、日々の業務に向き合っていただきたいと思います。

さて、昨今、世界で話題になっている『メタバース(仮想空間)』のことをご存じでしょうか。世界中の多くの企業が『メタバース』を次の大きなマーケットと捉えており、開発競争が激しさを増しています。『メタバース』でワコールグループはどのようなビジネスを展開できるか、このような視点で未来を考えることは『イノベーション』の出発点です。例えば、仮想空間内のワコールショップには世界中の商品があり、アバターがそれぞれの言語で接客している、ということも可能になるかもしれません。「どんなことが可能になるのか」と考えると、非常にワクワクします。

新しい何かを生み出すことは大変ですが、大事なのはお客様や未来を想い、心がワクワクすることです。4月からは新しい中期経営計画がスタートしますが、ワクワクで溢れるワコールグループに進化していきたいと思います。今年一年、未来に向けたワクワクとイノベーションマインドを持って欲しいという想いを込め、本日は『イノベーション』という言葉を皆さまに伝えました。この一年間、ともに頑張りましょう。

2022年1月5日
株式会社ワコールホールディングス
代表取締役 社長執行役員 安原弘展

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