中期経営計画2029

(2027年3月期~2029年3月期)

国内事業戦略

中期経営計画2029における国内事業の主な取り組み

国内事業においては、市場環境や消費行動の変化を踏まえ、従来の事業構造を見直しながら収益力の向上を図るとともに、新たな価値創造による成長基盤の構築を推進します。
インナーウェアを中心とした既存事業の強化に加え、「美」「快適」「健康」領域における新たな商品・サービスの創出を通じて、事業領域の拡大を目指します。
また、デジタル技術や顧客データの活用を進め、一人ひとりに最適化された価値提供を実現することで、顧客との長期的な関係構築と持続的な成長を目指します。

事業再構築(Reconstruction)

国内市場では、インナーウェア市場の縮小や販売チャネルの変化が進む中、収益構造の変革が重要な課題となっています。
当社は、これまで培ってきた顧客理解やボディデータ活用の知見を生かし、インナーウェアを基盤とした、からだとこころのソリューションビジネス「エンパワーメントソリューション」へと事業を再構築します。
また、成長が見込まれるコンディショニングウェア「CW-X」の拡大やECチャネルの強化、新業態の開拓を進めます。
さらに、プライシングの最適化、製造コスト上昇への対応、人員配置の見直しなどを通じて事業の収益性を高め、環境変化に柔軟に対応できる事業基盤を構築します。

新価値創造(Innovation)

当社は、長年にわたり培ってきた顧客理解やボディデータ活用の知見を生かし、既存事業の枠を超えた新たな価値創造に取り組みます。
3Dボディスキャンサービス「SCANBE」の活用領域拡大や、独自技術「Melooop」による新たな素材・事業開発、文化資産である「SPIRAL」を活用した新規事業の展開などを通じて、新たな顧客価値の創出と事業機会の拡大を目指します。
これらの取り組みを通じて、将来の成長を支える新たな収益基盤の構築を進めていきます。

DX戦略

顧客接点のデジタル化をさらに進め、店舗・EC・アプリを横断したシームレスな顧客体験の提供に取り組みます。
顧客データを活用したパーソナライズ提案やOMO施策の高度化に加え、需要連動型生産や生成AI活用による業務改革を進めることで、顧客価値の向上と生産性向上の両立を実現します。

実効力向上の仕組みを導入(構造改革室の新設)

中期経営計画2029では、計画を着実に実行し、施策の実効性を高めるための仕組みを導入しています。
株式会社ワコールでは、社長直轄の構造改革室を新設し、中計施策の進捗を横断的にモニタリングするとともに、課題発生時には経営の視点および全社視点で課題解決をリードします。
中計施策の推進にあたっては、12の分科会を設置し、具体的なアクションプラン、KPI、施策効果の時期別目標値を定義します。
構造改革室が各施策の進捗を継続的に確認し、組織横断で課題解決を主導することで、計画の蓋然性と実行力を高めていきます。

人的資本経営

中期経営計画2029の実現に向けて、多様な専門人材の獲得と育成を進めます。
戦略的な採用強化、自律的なキャリア形成支援、マネジメント力向上に向けた取り組みを通じて、変革を推進できる組織づくりを進めるとともに、持続的な企業価値向上を支える人的基盤の強化を図ります。

売上収益・事業利益計画

事業領域およびチャネルの選択と集中により、国内事業では増収・増益を計画しています。
31年3月期には、前中期経営計画(中計リバイズ)で目指した売上収益・事業利益の達成を目指します。

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