月次売上情報

■主要子会社の売上高 前年同期比(納品ベース)
4月 5月 6月 1Q期間 7月 8月 9月 2Q期間 10月 11月 12月 3Q期間 1月 2月 3月 4Q期間 通期累計
ワコール(国内) 121 92 92 100 100 105 91 98 105 104   105         101
ピーチ・ジョン(国内) 113 108 114 111 110 108 103 107 106 110   108         109
ワコールインターナショナル(米国) 94 84 90 89 86 108 90 93 96 98   96         92
ワコールヨーロッパ 140 146 149 145 116 127 149 129 102 99   101         128
中国ワコール 67 80 78 75 79 93 75 82 93 82   88         80
■(株)ワコールの売上高 前年同期比(店頭売上ベース)
4月 5月 6月 1Q期間 7月 8月 9月 2Q期間 10月 11月 12月 3Q期間 1月 2月 3月 4Q期間 通期累計
百貨店 90 94 90 91 90 99 93 94 100 97   98         94
量販店 92 99 92 94 91 99 91 93 97 88   92         93
店舗 計※ 92 95 91 93 89 98 90 92 99 95   97         94
自社EC 115 99 97 102 118 87 123 109 109 103   106         106
他社EC 115 110 113 112 110 112 116 112 113 134   123         115
EC 計 115 104 108 109 115 103 116 112 112 120   116         112
  • 専門店・直営店等含む

2025年11月の概況

① ワコール(国内)の売上概況(店頭売上ベース) 2025年11月度

チャネル別の月次概況は以下の通りです。
百貨店
前年同月比 97%
百貨店チャネルについては、来店客数は前年同月を上回ったものの、高価格帯ブランド「Yue(ユエ)」やメンズインナーブランド「WACOAL MEN(ワコールメン)」が伸び悩みました。

量販店
前年同月比 88%
量販店チャネルについては、既存店ベースでは健闘したものの、店舗閉店に加え、主要ディーラーにおける大型販促の時期が翌月にずれ込んだ影響を受け、前年同月を下回りました。アイテム別では、「WACOAL(ワコール)」のコレクションライン(「ハグするブラ」「重力ケアブラ」など)や、「Wing(ウイング)」のスター品番「シンクロブラトップ」が好調に推移しました。

■店舗計(専門店・直営店等含む)
前年同月比 95%

自社EC
前年同月比 103%
自社ECは広告施策が奏功した結果、訪問客数が増加し、堅調に推移しました。自社ECでの新サービス「わたしに合うブラ診断」の累計利用者数は30万人を突破し、サービス利用者の購買率は、非利用者の約2倍という高い水準を維持しています。

他社EC
前年同月比 134%
他社ECは、主要プラットフォームの大型販促(ブラックフライデー)に合わせた商品施策、在庫施策等が奏功したことに加え、実施期間の前倒しも影響し、大きく伸長しました。ブランド別では、「Wing」や「CW-X(シーダブリュー・エックス)」の一部商品が主要プラットフォームの販売ランキング上位を獲得する等により全体をけん引しました。

■EC計
前年同月比 120%

②ピーチ・ジョン(国内)の売上概況(納品ベース) 2025年11月度

ピーチ・ジョンの国内事業の売上は、前年同月比110%と伸長しました。
直営店は、インフルエンサーとのコラボ商品の発売や会員向け販促施策により、前年同月比102%となりました。自社ECは、広告投資や会員向け販促施策により訪問者数が増加し、前年同月比119%と大きく伸長しました。他社ECを含むその他のチャネルも、主要プラットフォームを中心に引き続き伸長し、前年同月比113%と好調に推移しました。

海外事業(店舗の状況)は、以下の通りです。
PJ香港:92%
自社ECは大きく伸長したものの、実店舗での集客に苦戦し、全体では低調に推移しました。
台湾PJ:135%
販売施策が奏功し、EC・店舗ともに好調に推移しました。実店舗はPOP UPショップ出店による売上拡大や販促施策の奏功により購入者数が増加し、大きく伸長しました。

➂ ワコール(海外)の売上概況(納品ベース) 2025年11月度

米国ワコールの売上は、前年同月比98%となりました。
チャネル別では、百貨店は店頭における販売は苦戦するも、納品は進行し前年同月を上回りました。直営店・アウトレット店については規模が小さいものの、8か月連続で好調に推移しました。ECについては、自社EC、専業ECとも11月末の大型販促(ブラックフライデー)に注力したものの、自社ECは商品の訴求力不足により競合からシェアを取り切れず、専業ECについては主要プラットフォームにおいて厳しい仕入抑制の影響を受け、ともに苦戦しました。

ワコールヨーロッパの売上は、前年同月比99%となりました。
チャネル別では、他社ECは、主要プラットフォームにおいて仕入抑制を受けた米国の影響をドイツの好調が補い伸長しましたが、主力の専門店については低調に推移しました。
エリア別では、専門店をメインに展開する英国が伸び悩んだ一方で、他社ECが好調なドイツを始めとした欧州大陸については好調に推移しました。北米については、ブラビッシモ社の自社ECの伸長が寄与し、前年同月を上回りました。

中国ワコールの売上は、前年同月比82%となりました。
チャネル別では、実店舗は肌着・部屋着の販促に加え、会員向けクーポン施策を実施し、一部で効果が見られたものの、全体としては低調に推移しました。ECについては、11月の大型販促(ダブルイレブン)において、MUSEによる情報拡散に注力し、訪問者数は大幅に改善したものの商品面での対応に課題があり、購買率については伸び悩み、苦戦しました。

次回の更新日(予定)

「月次売上情報(国内数値のみ)」は1月7日頃に更新予定です。

2026年1月より、以下の方針で月次売上情報を公開いたします。
・月次売上情報(国内数値):第3営業日頃
・月次売上情報(海外数値):毎月25日頃
なお、国内分析コメントおよび海外分析コメントについては、「月次売上データ バックナンバー」PDFに掲載いたします。

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