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ワコールだから、できること

伝える、広める

よみがえるドレス、動き出す時代。

ファッションは、その時代の芸術、経済状況、人々の暮らしや生き方までをも物語ります。

公益財団法人京都服飾文化研究財団(通称『KCI』)は、文化的遺産である服飾品を収集・研究・保存・公開する機関です。1978年に設立し、私たちの衣服の源泉である17世紀以降の西洋の服飾品を体系的に研究してきました。現在は、西洋諸国の貴族階級が身につけてきたドレスを中心に、それを造形する下着、靴、アクセサリー、バッグなど服飾資料をおよそ1万3千点、それらの背景をひも解く文献資料を1万6千点収蔵しています。コレクションも然ることながら、定期的に企画展示を行っているのも特徴で、ワコールは設立当初からそれらの活動を広く支援しています。

長い時を経た服飾品は、布地に破れや欠損が生じていることがあります。KCIでは、専属のレストアラー(補修士)が作品の声に耳を傾けるように状態を細かく観察し、必要に応じて最小限の補修や補強を行います。さらに、いつまでも収蔵品がよい状態を保てるよう常時温度20℃、湿度50%前後の環境で収蔵しています。

補修する際に留意しているのは、劣化が進行しないようにしながらも本来の姿をできる限り保つこと。使う素材は現物にできるだけ近い生地を選び、色の経過に合わせて染色します。縫製は、さまざまな補修技法を用いて一針一針手縫いで行うので、なかには延べ日数で800日以上かかったものも…。膨大な手間と時間をかけて補修を行うのは、単にその作品を“延命”させたいだけではありません。人々に愛された当時のシルエットをできる限り再現して、“後世に伝えたい”からです。

「ファッションの文化創造を牽引する存在であり続けたい」。

日本人は和装から洋装に移り変わりながらも、自分たちのライフスタイルに適した服飾文化を築き始めました。そして今後、ますます発展していくことでしょう。ファッションの本質を理解し、広く世界へ伝えるKCIの活動には、ワコールの未来への願いが込められています。