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2023年10月10日

基礎体温測定と医療相談機会の提供で働く女性の健康づくりを支援 ― 基礎体温データと法人向けフェムテックサービスによる実証実験をスタート ―

オムロン株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長 CEO:辻永 順太、以下オムロン社)と株式会社LIFEM(本社:東京都新宿区、代表取締役:菅原 誠太郎、以下LIFEM社)、株式会社ワコール(本社:京都府京都市、代表取締役社長執行役員:川西 啓介、以下ワコール社)の3社は、基礎体温データと法人向けフェムテックサービスを使った働く女性の健康支援事業の実証実験を2023年10月10日より開始します。


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オムロングループでは女性のライフステージに寄り添い、デバイスやサービスを通じて女性の健康をサポートしてきました。LIFEM社では、法人向けフェムテックサービス「ルナルナ オフィス」を提供し、様々な企業のニーズに合わせ、働く女性の健康課題改善を支援しています。ワコール社では、健康経営の一環として女性社員の月経、妊娠・出産、更年期といったライフステージの変化に合わせた健康課題の解決を試みてきました。


今回、新たに3社のノウハウを結集し、こうした女性の健康課題の解決を強力に推進していきます。女性特有のカラダのリズムを可視化する基礎体温の測定、オンラインによる医師への健康相談、養生思想に基づく生活および衣生活の提案を通じて、働く女性の行動変容や自身のパフォーマンスの変化を検証します。


対象者はワコール社に勤務する女性従業員約150名。オムロンヘルスケア社製の「通信機能付き婦人用電子体温計MC-652LC」と、LIFEM社の法人向けフェムテックサービス「ルナルナ オフィス」を提供します。対象者は、基礎体温を測定し、測定データを健康管理アプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」に転送します。転送されたデータは解析され、自身の月経周期・排卵の目安が分かるだけでなく、「排卵があり正常な状態」「排卵はあるがホルモンバランスが崩れている状態」「無排卵の疑い」の3つのタイプに分類されます。その後、タイプ分類から見えた健康課題や自覚症状の有無に合わせて、「ルナルナ オフィス」を通じて医師へのオンライン相談が可能です。さらに、ヘルスリテラシー向上を目的とした月経セミナーの実施やワコール社が提供する女性の揺らぎをととのえ、セルフケアを応援するブランド「YOJOY(ヨジョイ)」を活用して健康増進を図ります。


これらの取り組みを通じて、女性従業員が自らの健康状態を正しく理解し適正に対処することで、「プレゼンティーズム(出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用してパフォーマンスが上がらない状態)」や、「アブセンティーズム(心身の体調不良が原因による遅刻や早退、就労が困難な欠勤、休職など、業務自体が行えない状態)」における変化を確認します。各社は実証実験で得られた知見をもとに女性向け健康支援事業の立ち上げ・拡大を狙います。なお、本取り組みは、2023年6月30日に設立された「健康経営アライアンス」への参画を契機とし、女性の健康課題解決に向けて3社が賛同し、実証実験のパートナーシップに至ったものです。

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