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トップメッセージ

ワコールグループは、「世の女性に美しくなって
貰う事によって広く社会に寄与する」という
目標のもと、当社ならではの企業価値の創造により、
「世界のワコール」を目指しています。

代表取締役社長 塚本能交

グループの将来像 「グループとして世界のワコールを目指す」

私たちが考える「世界のワコール」とは、以下のような姿の実現です。

  • 世界中の市場でワコールグループの商品やサービスが、お客さまから高い信頼を得ている
  • グループのネットワークのもと、世界的規模で連携のとれた事業展開を行っている
  • 常に先駆的な商品を世界の市場に提供し、下着文化の領域を開拓し続けている
  • グループの目標や経営理念が、全世界の従業員に浸透している

創業の精神が支えるワコールの存在価値

私はワコールグループの全社員に、創業の精神や経営理念を再浸透させる努力を払っています。今やワコールの事業拠点は、世界各国に広がっていますが、これらが相互に連携し、シナジーを発揮していくには、全社員で共有する価値観が不可欠になります。その意味で、ワコールの根幹にある経営理念を理解し合うことが、グループの結束力や競争力を高める基盤になると考えるからです。時代の変化に対応するために、変えるべきことは積極的に変えていきますが、経営理念は、どのような環境変化があろうとも守り続け、伝承し続けていくものです。改めてこの精神を再認識し、グループ全体へと浸透させていくことは、私の使命だと認識しています。
ワコールは長く「世の女性に美しくなって貰う事によって広く社会に寄与する」というミッションを掲げてきました。私たちのすべての事業活動の根底には、常にこのミッションに対する情熱があり、その実現に向けてお客さまや、お取引先、一般社会との、また従業員相互の信頼関係を築くための地道な努力を積み重ねてきました。私たちには世の女性たちが自信を持ち、胸を張って活躍できることに貢献してきたという自負があります。逆に言えば、女性自身に美しさへの欲求が無くなり、社会に出て活躍しようという気持ちがなければ、我々のビジネスは存立しないのです。「女性と共にある」ということは、今やワコールの存在理由そのものとなっています。

株主との信頼関係づくり

当社では、「連結業績を考慮しつつ、安定的な配当を実施する」ことを株主還元の基本方針としていますが、大切なことは短期的な業績変動に大きく影響されることなく、安定的に配当を増やしていくことで、新しい株主さまにも、古くからの株主さまにも報いることだと考えています。 過去10数年を振り返っても、多少の波はあるものの着実な増配を実施し、この間の平均配当性向も高いものになっています。
内部留保金につきましては、引き続き企業価値向上の観点から、競争力の強化や生産・販売体制の整備、成長分野への投資に充てていきます。 なお、新しい事業への投資に関しては、「美」「快適」「健康」を社会にご提供できる事業について、機会を捉え検討してまいります。

100年企業へ、変えないことと、変えていくこと

今中期経営計画を全うする2019年秋、当社は創立70年を迎えます。「世の女性に美しくなって貰いたい」という創業者の思いを胸に、長年にわたって事業を続けてこられたのは、ワコールを愛してくださるお客さま、成長を後押ししてくださる株主さまをはじめ、ステークホルダーの皆さまの支えがあればこそと、感謝の念に堪えません。
これまで、当社に対する信頼を生んできたのは、お客さまの期待を超える製品やサービスの品質であったと思います。50年にわたって蓄積してきた女性の体型データやものづくりの技術、体系立てた教育を受けた販売員といった、「見えない資産」が品質を高め、競合が一朝一夕に追いつけないブランドとして、成長の原動力となってきました。
昨今盛んに報じられているように、組織内部の不正や不作為は一瞬にしてブランドを毀損してしまいます。見えない資産に投資し続け、より強固なものにしていくことは、変えてはならない経営の基本的な考え方だと思います。
一方、当社を取り巻く環境は日々大きく変化しています。また、ステークホルダーの皆さまの関心事もより進化しています。社会の期待・要請を感じ取り、企業としての体制を変えていかなければ、成長には結びつきません。時代の要求する新製品を世に送り出す、お客さまがお買い求めになりたい場所・方法で商品をお届けするために、組織内部の、あるいはパートナーとの取り組みの枠組みを固い意志をもって変えていきます。持続的成長のために、社会の声を受け止め、経営基盤の継続的改善を図ります。
企業価値を高め、より大きな成果を生み出すことで、100年を超えて存続を期待され続ける企業でありたいと願っています。
株主・投資家の皆さまには、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2016年5月塚本能交