株式会社ワコールホールディングス



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ワコールのCSR

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ビジネスパートナーとの恊働

〜品質向上とビジネスパートナーとの良好な協働関係を目指す 「ワコール仕入先検査機関認定登録制度」

「ワコール仕入先検査機関認定登録制度」

ワコールでは、常に高い品質を追求しています。製品の品質を高めるには、各仕入先さまからの品質の高い材料の一定した供給がなければ成り立ちません。そこで、ワコール品質保証部・商品試験センターでは、材料品質の安定・維持向上の推進を目的に「ワコール仕入先検査機関認定登録制度」を業界初の試みとして2001年に創設しました。よりよい品質のものづくりと良好なパートナーシップ形成を目指したこの制度を設けることで、仕入先さまとワコール相互のレベルアップと、より強固な信頼関係を築くことができています。
これは、ワコール審査担当者による「手合せ試験」「現地確認」などを通じて、各仕入先さまの試験条件・技術レベルなどの審査を行い、所定の基準を満たした場合、認定登録するという制度です。今まで、外部の検査機関に依頼する必要のあった検査・試験を各仕入先さまが自社で実施できるようになり、品質意識向上、リードタイムの短縮やコスト軽減に大きな成果を上げています。各仕入先さまの検査・試験の実施状況を審査・認定することで、環境・条件・手順の共有化とデータの正確性向上を図っています。認可・登録は年1回、期限は4年です。
当初は紆余曲折もありましたが、今では制度の意義が各所に浸透しています。

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仕入先さまを対象とした説明会を開催

説明会では、ワコール品質保証部の体制や活動方針、認定制度についての説明を行っています。
また、試験手順や認識の共有を図って、各年度の規格変更や要注意項目、スライド映写による試験機器や薬品の問題・改善例などを紹介しています。

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制度開始までの経緯

この制度がスタートする以前は、各仕入先さま、編立工場さま、染色加工場さまなどでは、各社個別に検査が行われていました。しかし、試験方法や条件が異なったり、技術レベルが各社各様で、データの信頼性が担保されていない状況でした。また、工場の縫製段階で問題に気付いても、すでに量産化に入っていたため、納期やコスト面で大きなダメージを受けることもありました。現在は各地の仕入先検査機関と、公的検査機関※に登録していただいています。
※公的検査機関:検査を専門的に扱う第三者評価機関。(一財)カケンテストセンター、(一財)日本繊維製品品質技術センター(一財)ボーケン品質評価機構、(財)日本染色検査協会などがある。試験設備を持たない場合は、このような検査機関に依頼して検査を行う。

さらに、2010年2月には、NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が実施するJNLA(工業標準化法試験事業者登録制度)の認証を取得しました。これは、試験所の能力認定に関する国際基準(ISO/IEC17025)に基づき、日本工業規格(JIS)に決められた試験方法を適切に実施する能力があるかを審査し試験所を登録する制度です。その事業者の品質システム、試験施設、機器などが試験を実施する上で適切であるかどうか、定められたとおり品質システムが運営されているかを書類審査及び現地審査しています。
第三者認証であるJNLAを取得することによって、JIS規格に基づく試験を確かな技術力をもってきちんと実施できる試験所として認定され、ワコールの社内データが、より対外的な信頼を得ることが可能になりました。

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登録制度が業界全体の底上げに

制度を開始した当初は、申請いただいた仕入先さまの3分の1が不認可となる厳しいものでした。しかし、現在では、認可された仕入先さまから「業界での信頼度が増した」という、うれしい報告もいただいています。
また、試験条件や試験方法が詳細に明文化されるので、たとえ仕入先さま内で担当者が異動になっても、内部できちんと引き継がれるなど、各社の品質教育にも役立っているようです。認可・登録後も、1年に一度、定期的に情報交換会を開催し、コミュニケーションを密に取ることによって、さらなる品質の向上につなげています。
現在では、仕入先さま・公的検査機関・ワコールの三者が、リードタイムの短縮、コストダウン、品質に対する意識向上を実感し、さらには業界全体の品質のレベルアップにつながっています。

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海外にも広がる認定制度

認定制度は、国内のみならず、中国、タイなど海外への展開も進めています。このことにより、それまですべての検査を日本で行っていた時間やコストが削減できるだけでなく、現地での現場意識が上がり、仕入先さまからも「技術向上と相互理解にも有益」との評価をいただいています。海外においては、試験の機器や使用する薬品が異なる、水や電気の安定供給が困難である、人のマネジメントが行き届かないなど、日本と同じようにいかない点が数多くありますが、世界中のお客さまに品質の高いワコール製品を安心してお届けできるよう、今後も努力していきます。

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