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ワコールだから、できること

始める、変える

いくつもの時代をまとって。

最近、店頭のマネキンが変化していることをご存じですか。

商品である"服"を引き立たせるために、控えめなイメージが強かったマネキン。しかし近頃は、躍動感のあるポージングをしていたり、細身の男性など現代人の傾向に即した体型をしていたりと、より実際に近い存在感で私たちのライフスタイルを表現しています。ファッションは時代を映す鏡と言われますが、服をまとってきたマネキンもまた、その時代の流行を色濃く映し出しています。

ワコールグループの『株式会社七彩』は、1946年の創業から現在にいたるまで、日本のマネキン制作の第一人者として常に新しいマネキンを生み出してきました。 創業から間もない1950年代、イージーオーダーという販売方法がアメリカから導入され、婦人服売り場を彩るマネキンにも大量生産が求められます。そこで七彩はいち早く、軽くて丈夫なマネキンの技術開発に着手。数年後、世に出した新製品は大反響を呼ぶものの、売場の過酷な環境にさまざまな苦悩と失敗を経験します。そして1957年、ついに世界初のFRP(繊維強化プラスチック)を素材としたマネキンの開発に成功、空前の大ヒットを記録しました。

時代、流行の変化とともに、マネキンのニーズも変わっていきます。ライフスタイル提案型の売り場が登場した1970〜80年代は、表情までリアルに描かれ、ポージングも多彩なマネキンが登場。ソファに座る、キッチンに立つなど、ライフシーンを演じる"スーパーリアルマネキン"が活躍しました。1980~90年代には多くのファッションデザイナーとの取り組みで個性的で革新的なマネキンを数多く手掛けます。流行が多様化した2000年代初頭から、顔が描かれずシチュエーションを問わない抽象的なマネキンが主流になりましたが、七彩はいつの時代も表情や個性をもつリアルマネキンも作り続けてきました。

日々のコーディネートや生活シーンを個人が気軽に発信・受信できるようになった現代。マネキンも人々のふだんの暮らしを切り取ったような、よりリアルな世界観を表現する一端を担い、その姿が新たにスポットライトを浴びつつあります。

七彩の造形作家は語ります。「マネキンを通して、今という時代を表現したい」と。その言葉には、第一人者としての誇り、いつの時代も挑戦を続ける七彩の姿勢が現れています。

FW-117(1955年)

REY-502・501B・505・504・503(1985年)

フォルテー48・50(2014年)