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ワコールだから、できること

始める、変える

夢を叶える、わたしのミシン。

あなたは職場で、自分の夢を素直に打ち明けることができますか?

これは、私たち新潟ワコール縫製株式会社(以下、新潟ワコール)と、ある従業員の物語です。
新潟ワコールに入社したAさんには、発達障がいがありました。入社時にミシンを使う研修を行なったところ、複数カ所へ同時に注意を向けるのが苦手という障害特性があって、安全面などを考慮して検品班に配属となりました。それから数年が経ち、Aさんはしっかりと業務をこなしながらも、同期入社のみんなが縫製班で活躍している姿を見て、いつしかミシン作業に憧れを抱くようになりました。

「大勢の人が取り組んでいるミシン作業を、私もやりたい」

障がい者職業相談員を通して、Aさんの声が私たちに届きました。しかし、ミシン作業は個人の高いスキルが必要で、現状では難しいのが実情です。そこで私たちは、障害者作業施設設置補助金を申請し、プログラムを組み込むことで手動での作業負担が軽減する、大型電子制御自動ミシンを導入しました。そして、Aさんの念願が叶い、縫製班へ異動が決まります。縫い合わせる布を定位置におく作業は慣れるまで大変でしたが、Aさんの加工技術はみるみる上達し、作業量も大幅アップ。今ではミシンが縫っている間に次のセット作業を済ませられるまでになりました。

「上手にできるようになって、仕事にも自信が出てきました。
これからもずっと、このミシンの仕事を続けていきたいです」

内気だったAさんから明るい笑顔があふれ、予想以上の好転に私たちもうれしさを隠せません。また、大型電子制御自動ミシンの活用方法を確立できたことにより、縫製に不慣れな他の作業者の負担を減らすこともでき、全体の生産性向上につながりました。普段の様子から障がい者の声に耳を傾け、自己表現ができる現場に。私たちは常に、地域と共に成長したい、決して一時的なものではなく障がい者もやりがいをもって長く勤められる職場づくりがしたいと考えています。

従業員の技能や個性を生かし、支えあう。
新潟ワコールの工場は、今日もたくさんの笑顔に満ちあふれています。

※ 2015年、新潟ワコール縫製株式会社が『ダイバーシティ 経営企業100選』に選ばれました。このコンテンツは同社に取材のもと、事実に基づいて構成しています。