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“Wacoal”というモノづくり

Wacoal Quality

"愛される商品"へのこたえ。

ワコール本社ミュージアムの最深部に、お母さまからお嬢さまへと、30年にわたり着用いただいたスリップがあります。
丁重なお手紙とともにお送りくださったこのスリップは、小さなほころび一つなく、まるで過去からタイムスリップしてきたかのような美しさ。初めて拝見したとき、どれほど大切にしてくださったかが、私たち従業員には一目で分かりました。
創業以来「愛される商品」にこだわり続けてきた私たちにとって、このスリップほど励みになるものはありません。ここに添えられたお手紙をご紹介させていただくことで、いついつまでも、ワコールらしいモノづくりにまい進することを改めて誓います。

「長期間にわたって良い品を造っておられることに感謝いたします。実は、この手紙を出したいと思いましたのは理由があります。私は現在49歳になったところですが、今からおよそ30年前のことです。当時私は飲食店を家が営んでいましたので、高校卒業後すぐに店を忙しく手伝っていました。月1回の休みとほんの小遣いしかもらっていませんでしたので、貴社の下着は私の夢でした。そんなある日、私の一番上の姉(すでに嫁いでいた)が遊びに来ました。私に何か欲しいものを買ってあげるというのです。私は迷わず近くのランジェリーショップのワコール(スリップ)の下着を買ってもらいたいと言いました。
大切に大切に、時々しか身につけず、月1回の定休日だけつけたでしょうか、とにかく大切にして21歳で嫁ぐ時も持ってゆきました。それから三人の娘に恵まれ、忙しく毎日を過ごしていましたが、4年前(20歳)次女が独立して他県に住むことになりました。何でも私の持っているもの、アクセサリー、小物etcを「いいな、いいな」というその次女が例のスリップに目をつけました。なんとレースがアンティークっぽくて良いのだそうです。それで大切な30年もの?(ワインみたい)のスリップをその娘にあげちゃうことにしました。私も太めになっていましたし...。
昨日、久しぶりにその娘が例のスリップを着て(もちろん下着として)帰って顔を見せてくれました。「お母さんが『丈夫でステキなスリップで、ワコールさんに今も着ているって手紙を書こうか』」なんて言っていたら、これも送ったらと、着て来たスリップを指しました。本当に30年前の品でしょうかと思うほどレースも生地もしっかりしているのです。それで丁寧に洗って送らせていただくことにしました。
商品開発や品質向上に努め、勤めておられるワコールの皆さまの何かの励みになればと勝手に考えてのことです。これからも着やすい美しい丈夫な下着を提供していただきたいと願っています」。(1997年8月2日 お手紙原文)

母娘2代にわたってご愛用いただいた1960年代のスリップ。
"愛される商品づくり"を目指す私たちの背筋を伸ばしてくれる、グループの宝です。