2020年01月06日

年頭所感

2020年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 消費活動を支える「世代」が変わり、消費に対する「価値観」が大きく変化する中、さまざまな企業が、「今のままではダメだ」という強い危機感のもと、ビジネスモデルの変革に取り組んでいます。
 例えば、「自動車産業」は、これまでの「車を作って、売る」ビジネスから、すべての人が移動の自由と楽しさと安全を享受できる、「モビリティーサービス産業」へと変革を図っています。培ってきた強みを活かしながら、未来に向けた挑戦を続けているのです。
 ワコールグループを取り巻く社会も、お客さまも、変化しています。画一的な美の基準に捉われず、自分らしい美しさを求めるお客さまが増えています。持続可能な社会の実現に向けて、サステナブルなモノづくりを行っている企業の商品を買いたい、というお客さまのニーズも高まっています。
 私たちが、100年を超えて、いつまでも愛される企業になるためには、価値観が多様化するお客さま一人ひとりと真摯に向き合い、「生活者視点」を持って新たな行動を起こすことが必要です。大事なことは、「やめる勇気」と「はじめる覚悟」、そして「スピード」と「前例にとらわれないこと」。

~未来を創造するために~ 『さあ、私たちは何をする?』

 これは、グループで掲げた、2020年の年間行動テーマです。
 深く、広く、長く、お客さまから愛される企業になるために、ワコールグループ全員が、顧客を想い、未来を想い、将来の大きな飛躍に向けて、挑戦を続けてまいります。

2020年1月6日
株式会社ワコールホールディングス
代表取締役社長 安原弘展

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