株式会社ワコールホールディングス


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1980's 拡大化戦略

1980年代は、ワコールにとってアジアでの拠点拡大と欧米進出への足がかりをつくり、『十年一節50年計画』の“海外市場の確立”を具体化することが大きな目標となりました。1983(昭和58)年にアメリカのティーンフォーム社を買収したのを機に、アメリカ進出に踏み切り、アメリカの百貨店にワコールブランドの売場を開設しました。当初は苦戦が続きましたが、やがて、このころのアメリカの売場ではみられなかった、販売員の丁寧な接客とコンサルティング、そして高品質の商品が認められて、高い評価を受けることになります。
国内ではウイングブランドが好調に売上を伸ばす一方で、これまでの市場は成熟化して停滞のきざしを見せ始め、これまでにない新しい切り口の商品が求められるようになります。1981(昭和56)年発売の「ガードルでもショーツでもない」という新商品『シェイプパンツ』が大ヒット、年間280万枚を販売しました。さらに1986(昭和61)年にはカップのワイヤーに形状記憶合金を採用した『ソフィブラ ここちε』が、その斬新な技術性が注目されて100万枚のヒットとなりました。
ワコールの年間売上は81年9月期に1000億円を突破しました。店頭在庫の見直しを行ったことで、83年8月期決算で初めて減収減益となりますが、量を重視した経営から質を重視した経営へと、大きな内部変革を経て、経営の原点にたちかえることができました。
1987(昭和62)年6月15日、創業者塚本幸一は、副社長である塚本能交(つかもとよしかた)に社長職を譲り、みずからは会長に専念しました。
ワコールの80年代はまた、1985(昭和60)年に東京・南青山に複合文化施設『スパイラル』をオープンするなど異業種の新規事業へも積極的に進出を試み、また企業メセナ活動を始めとした文化、芸術の発信、およびスポーツへの協賛など新たな社会貢献活動も展開しました。新社長・塚本能交のもと、未来へ向けたさまざまな可能性の種蒔きをした時期だったともいえるでしょう。


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